筋肉の「緊張」と「硬化」の違いを理解するのページにおいて、喉頭筋は機能域を広く、静止した状態で弛緩しているべきであるということ、そして、それにはストレッチと筋弛緩法が有効であることをお話しました。ここでは、ストレッチと筋・・・
筋肉の「緊張」と「硬化」の違いを理解するのページにおいて、喉頭筋は機能域を広く、静止した状態で弛緩しているべきであるということ、そして、それにはストレッチと筋弛緩法が有効であることをお話しました。ここでは、ストレッチと筋・・・
当サイトでも度々ご紹介している、筋肉の緊張・収縮。これらは筋肉の運動形式です。つまり、筋肉は緊張・収縮することでその機能を果たします。緊張・収縮した筋肉は当然、圧縮された状態になるので物理的に「硬く」なります。 では、筋・・・
咽頭収縮筋は、上・中・下の3種と輪状咽頭筋が存在します。上咽頭収縮筋は下顎の額舌骨筋線、横舌筋から開始し、咽頭後壁正中部に停止します。中咽頭収縮筋は舌骨の大角と小角に開始し、そのまま後方に走ると共に広がり、咽頭後壁に停止・・・
顎二腹筋は、前腹と後腹とに分かれた特殊な形状をした筋肉です。前筋は下顎骨から開始し、舌骨上にある中間腱で停止します。一方の後筋は乳様突起内側から開始、前筋同様に中間腱に停止します。 顎二腹筋は、舌骨が固定されているときは・・・
茎突舌骨筋は、舌骨上筋群の1つです。嚥下を補助する筋肉であり、収縮すると舌骨を後上方に挙上させます。側頭骨の茎状突起から始まり、舌骨で停止します。 一方、茎突咽頭筋も茎突舌骨筋と同様、嚥下を補助、収縮により喉頭を挙上させ・・・
肩甲舌骨筋は肩甲骨から始まり、舌骨で停止する弓なりの細い筋肉です。特徴として、その途中に中間腱と呼ばれる腱が介在し、肩甲舌骨筋はそこで上腹と下腹に分けられます。肩甲舌骨筋の収縮により、舌骨は後下方に引き下がります。 この・・・
「過緊張というのは、『緊張し過ぎること』と書きますが、これはつまり筋肉を強化させすぎてしまったということなのでしょうか?」という質問をいただきました。この方は「筋肉を強化すること」と「過緊張を抑制すること」を逆のこととし・・・
発声と胸鎖乳突筋 胸鎖乳突筋は、発声に直接関与する筋肉ではありません。ですが、この筋肉が硬化すると肩甲舌骨筋や上喉頭神経外枝(輪状甲状筋の働きを指示する神経)を圧迫する原因になる他、甲状軟骨の可動範囲を狭め、共鳴腔を狭小・・・
咽頭腔を開く 歌を歌う際に、声の元である喉頭音源を生成するのは、他でもない声帯です。しかし、この喉頭音源はとても小さく、そのまま対外に発せられても「歌」として成立するような音質のものではありません。この喉頭音源に響きを加・・・
発声に悩みを抱くほとんどの方が抱える問題。それがこの「ハイラリンクス」です。ハイ(high)は英語で「高い」、ラリンクス(larynx)は「喉頭」、つまりハイラリンクスは「喉頭の位置が高くなってしまう症状」を指す用語です・・・